エンサガというゲームの本旨は、「エンドレスサーガの紹介」と「登録前の皆さんへ」のところで紹介しました。

とは言っても、登録直後に「敵国を攻め滅ぼせ!」と闇雲に突撃して簡単に解決するようなシンプルなゲームではありません。
まずはエンサガ自体のシステム的な理解が必要です。

新規登録を済ませた冒険者は、まず中立冒険者として国家間の対立の現場とは異なる世界である浮遊大陸に舞い降ります。
そこでは戦争もなく、冒険者同士のデュエルも行うことができません。
つまり、GMが用意してくれたエンサガの要素のすべてを楽しむことのできない世界です。

各冒険者はクランという国家と冒険者を結ぶ中間団体に所属することで、浮遊大陸からアルカディア大陸という本番仕様の大陸へと移動することができます。クランについては独立項を設けてこれを紹介していますのでそちらを参照してください。

将来的に中立冒険者から脱却し、アルカディア大陸での一冒険者(1パーティ)として存分に活躍するため、中立冒険者である間にやっておかなければならないことがあります。
この項目では、新規登録をし、中立冒険者として浮遊大陸に舞い降りた冒険者が何をすべきなのかについてのモデルケースを紹介しようと思います。
ここで私が紹介する各項は、非常に自由な世界であるエンサガにおいて、絶対必要条件というわけではありません。あくまでも一つのモデルだという理解で御一読いただければと思います。


1 仲間集め

ゲームによっては、1PL=1冒険者が数名集まって1パーティを形成するものがありますが、エンサガでは、1PL=4冒険者を扱い、それが1パーティになります。
が、新規登録冒険者は、まず最初に登録をした1キャラのみでパーティを構成しています。
キャラを増やすなど、段階を分けていろいろ理解を深めてもらおうというのがGMの意図するところです。

仲間を増やすには、領地内にある冒険者ギルドと酒場が関係してきます。
冒険者ギルドで斡旋してくれるメニューをこなし、それから酒場に行くことによって仲間を一人ずつ増やしていきます。
とにかく最初の最初の仕事なので、やること自体は非常に簡単です。

パーティメンバーの構成は、各人の好みで考えれば良いと思いますが、竜術士4人パーティとか狩人4人パーティとかだけはやめておきましょう。
クラスの資料は、ルール上では「設定資料」から見ることができます。
種族の資料は、エンサガのルール上ではあまり詳しいものがありません。

一応当該ホームページでも、情報については幾分かまとめてありますので、資料として参照してくだされば光栄です。
種族について クラスについて
これらは、かなり細かいところまで突っ込んでいる情報もありますので、漠然と捉える程度で良いと思います。
上記の2文献よりは少しシンプルなものとして、登録前の皆さまへというところでも、割と簡単に種族とクラスについては紹介してあります。こちらを見ていただいてもいいかもしれません。
一応ですが・・・資料が多くてうんざりしちゃう人へ

最初に登録したキャラクターをメインキャラクターといい、後から加える3人までをサブキャラクターといいます。
サブキャラクターは、生産活動や宝箱の開錠などをすることができませんので、もっぱらこれらの独特の活動を狙うという意味ではサブキャラクターに生産系や盗賊系を入れる意味は全くありませんので注意しましょう。

なお、酒場で仲間を増やすと、翌日から徘徊モンスター(敵)の数も同じように増えていきます。
最初は1人、次に2人、そして3人、4人と仲間が増えていくにつれて、少しずつ戦闘が具体的になっていきます。
4人集まったら、仲間集めは終わりです。
このくらいではまだまだ「イッパシ」とまではいえませんが、ここからは次の項目で示したように、クエストをしながら生計を立てていくことになり、その点では他の冒険者と変わらない扱いになります。頑張っていきましょう。

2 必ずやるべし!クエストの選択

(1)クエスト総論
クエストとは、領地施設にある「冒険者ギルド」で紹介される、いわゆる仕事みたいなものです。
冒険者は、まずこのクエストをこなしながら、生活の糧となるお金を得、そして経験値を稼いでいくことが出来ます。
クエストは成長の過程で、こなしていくことがほぼ必須なものですので、最初からガンガンこなしていくと良いですよ。

クエストはランクによってその難易度や報酬が差別化されています。

 冒険者のレベルが1〜3の場合はランク1
 冒険者のレベルが4〜6の場合はランク2
 冒険者のレベルが7〜9の場合はランク3


となっており、3レベルごとにランクが分かれているのです。
しかし、おそらく皆さんが冒険者ギルドに顔を出すと、ランク1のクエストしか提供されないでしょう。
素直にその中からクエストを選んでみましょう。

(2)ランク1クエストの種類
ランク1のクエストには、例えば以下のようなクエストが用意されています(他にも種類が存在します)。
名称・内容 クエスト達成に必要な時間 ボス 難易度 お得度
荷物宅配 3更新 なし ★★★
お嬢様護衛 3更新 あり ★★
薬草探索 4〜5更新 なし
ゴブリン退治 4〜5更新 あり
クエストを達成したときの経験値は同じですから、達成に時間のかかるクエストよりも、達成に必要な時間が短いクエストの方がお得ですね。
上の例で行けば、「荷物宅配」と「お嬢様護衛」が、その達成も早いですからお得ですよ。
ただし、「お嬢様護衛」クエストは、途中敵のボスに遭遇することになり、下手して負けてしまってクエスト失敗・・・なんてことがありえますけれど、「荷物宅配」なら敵のボスもいないので、目的地に到着したらクエスト達成となります。
とても難易度が低いので、楽チンに経験値とお金を稼げることは間違いありません。

さらに、クエスト選択の際に、報酬額が書いてあります。
これはランダムで多少の差異が設けられています。
お金が高い方がクエストの達成が難しいという風に考える必要はないので、少しでも報酬が多いものを選んだほうが良いですよね。

クエストのランクが上がってくると、単に達成が早い=お得とは言えないものも出てきます。
しかし登録初日の段階では、この辺は考えなくて良いです。

3 敵との戦闘に備えよう

クエストをやっている道中や、それ以外でも街に停滞しているときなど、ほとんど毎日モンスターとの戦闘が行なわれます。
これらの敵を倒していくためにはどうしたら良いのでしょうか。

とても重要なポイントは、「敵の行動は概ね決まっている」ということです。
一部例外はありますが、冒険スタート直後ではその例外に遭遇することはありませんので、今は考えないでおくことにします。
具体的な戦闘の方法は「ビギナーズルール」の「戦闘設定基本編」にて紹介しますのでここでは割愛しますが、敵の行動がすっかり判っていれば戦闘が有利に進められるどころか、相手から一発ももらわずに撃退していくことが可能になりますので是非覚えておいてください。

こういったモンスターの行動情報などは、各国でデータをストックしている場合もありますので、それらを利用するとういこともできますし、自分でデータの蓄積・解析を行なうこともできます。

ここでは、敵の行動には一定のパターンがあるということと、それを完封する作戦を練ることができるということを覚えていただければ十分です。

4 チュートリアルをやってみよう

昨今の度重なる仕様変更により、チュートリアルの内容と本編の実際のルールが合致していないものが散見されるようです。
現在は特にチュートリアルをお勧めしません。
基本的にはわからないことについてはヘルプやルールを引くようにすると良いでしょう。
いきなりルールを読んで理解しようとしても何のことだか判らないことも多く、またどれが重要なのかわからないのでかえってイヤになってしまうかもしれません。


チュートリアルは、単なるルールと違って、実際にプレイする画面を見ながらの説明となっている上、自分がその実際の作業をやってみるということから、とってもエンサガの理解を確実にしてくれます。

単にルールを読む場合に比べて、若干時間がかかりますが必要な情報が凝縮されていますから、やることを絶対お勧めします。

上の項で、敵の行動を研究すれば、相手から一発も攻撃を喰らわずに完封することも可能だと書きました。
このように、少しでも確実にモンスターに勝利を収めるために、毎日戦闘行動プログラムの設定が必要になります。

相手の行動を完封するってどういうこと?
これはチュートリアルの中にも、とても具体的に解説してくれているものが存在しています。

是非やってみましょう。

なお、チュートリアルは、新規登録の冒険者の人に確実にこなしてもらうことを目的として、一定の期間毎に強制的にやらされます。
最初しばらくのことですので、己の理解を高めるためにも真面目にやって欲しいのですが、ここはあえて、その自動的強制的にチュートリアルをやらされるのを待たずに、自分で取り組んでもらいたいということです。

チュートリアルはルールのところにありますよ。
同じ日にスタートした他の冒険者が、強制的チュートリアルの日まで理解できないことを、あなたが登録初日に理解できたとしたら、そこで既に差が付くってことですよね。
どうせそのうちやらなきゃいけないことですから、先にやってしまうのも悪くないんじゃないでしょうか。

5 他の冒険者との交流を図ろう

最初のところにも書いたように、中立(浮遊大陸)は練習の場という意味合いが強く、エンサガを本質的に楽しむためには、アルカディア大陸に降りて冒険をすることが必要になるでしょう。
アルカディア大陸に降りるということは、どこかの国に所属することを意味しますし、クランという中間団体に所属することを意味します。
そこで、国を選ぶにしても仲間を選ぶにしてもコミュニケーションがないと、相手を知ることが難しいと同時に自分を知ってもらうことにも困難を来たします。
可能な範囲で早い段階から他の冒険者との交流を図るようにすると良いですよ。

(1)プロフィール作成
私たち既存の冒険者には、新規登録の冒険者が浮遊大陸に舞い降りたという事実は知ることができます。
しかし、それ以外のことはほとんど知ることができません。
新規登録をした皆さんの立場からみても、既存の冒険者でもプロフィールを全く書いていない人ならばその人と成りが想像つかないように、私たちから見ても新人さんでプロフィールを書いている人とそうでない人とでは、皆さんのことを少しでも知ることのできるきっかけがないということになってしまいます。
プロフィールはどうしてもなくてはならないという性質のものではありませんが、コミュニケーションのきっかけにもなりうる要素です。
多くの人が存在する世界で、誰ともコミュニケーションをとらずにやっていきたいという人も中にはいるかもしれません。そうであるならば全く不要な作業ですが、できれば仲間を欲しいと考えている人なら是非とも活用してもらいたいシステムです。

(2)総合掲示板の利用
プロフィールで自己紹介なんて迂遠だ!
そう考えるポジティブな人は総合掲示板で自己紹介をしてしまっても良いと思います。
総合掲示板は中立冒険者もアルカディア大陸の冒険者も見ることができる掲示板です。
大いに自分の存在をアピールできる場でもあると思いますので、躊躇せず参加してみるときっと反応してくれる人がいると思いますよ。

(3)中立冒険者用掲示板の利用
こちらは総合掲示板とは別で、浮遊大陸にいる中立冒険者のみが使用することのできる掲示板です。
中立冒険者間での情報交換などに適しています。
中立冒険者といえども、将来的には同一国家の仲間となることも十分ありえるでしょうし、もし中立冒険者の先輩などいましたら、自分の知らない情報を知っているかもしれませんね。

(4)チャットでのリアルタイムな交流
エンドレスサーガには、チャットルームが用意されています。
メニューから掲示板>憩いの場チャットで入室することが出来ます。

チャットは、そのシステムの関係から苦手意識のある人もいるかもしれませんが、ここでは冒険者が集まり、タイムリーな情報交換をしていたり、あるいは同じ冒険者として親交を深めたりしています。
いろんな人の話を聞くことで、とてもエンドレスサーガの世界観を理解することにも助けになると思います。

また、チャットへの参加は浮遊大陸の冒険者であるとかアルカディア大陸の冒険者であるとかいうような規制はされていません。
いずれクランに参加し、アルカディア大陸に渡っていくことを前提とするならば、チャットはいろんな人を知る上で格好の交流の場ということになるでしょう。

更に、ときどきGMも参加していることがあります。
GMは新規の人がチャットにいると大喜びですw
プレーヤーの気持ちを大切にしてくれる人ですし、お話できたら儲けもん。
とても面白い人です、きっと楽しいですよ。

GM以外の人も親切な人が多いです。
チャットに入ってきたからといって、話を強要することもありません。
興味をもって色々聞いてくることもあるかもしれませんけれど、話していることを「ふむふむ」と聞いてるだけでも結構おもしろいし有益ですから暇があれば顔出ししておくといいと思います。

気が向いたら是非とも立ち寄ってみてはどうでしょうか。
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