■種族に関する考察

last update 2009.5.17

種族データをまとめてみました。
2006年6月の仕様変更で、種族選びの面白さが減少したように思います。

よっぽど悪い組み合わせ・育て方でない限り、どの種族を選んでも問題ありませんが、有利不利の点で考えれば、レイファー・アクアラ・獣人族の3種族は有利ということが明らかな気がします。
他の3種族を選ぶのは、一度転生を経験したようなベテランならば良いですが、特に初めてエンサガをやる方にはふさわしくないと思います。

1.レイファー

耐久力 精神力 筋力 知力 器用度 敏捷度 感性
16 13 18 13 14 17 14
(1)私見
耐久力の伸びは2位、筋力の伸びは1位。
物理系クラスに適している種族という意味では獣人族と1・2を争うといって良いだろう。
反面知力の伸びは低く、一般的に見て竜術士系クラスは向いてないというべきだろう。
獣人族との差別化があまり感じられない。
レイファーは獣人族に比べ敏捷度が高く、器用度は低い。
敏捷度は防御力に作用すること、器用度は攻撃力に作用することを考えると、耐久・筋力の伸びに存在する獣人族との差がますます感じられなくなる。まさにどちらを好きかで選んで良いと思われる。
なお、潜在値割振りの際に工夫すれば竜術士ができないわけではない。

(2)種族スキル・・・解放
使用時のHPの減り具合で攻撃、防御、行動、精霊、状態、命中、回避、会心特性を+1〜4点上昇させ5ターン持続する。
良いタイミングで使うことができれば、爆発的な能力を発揮する(つか冗談抜きで強すぎな状態になる)かもしれない。
消費MPは大きいが、非常に有効なスキルである。
なお、残存HPが20%以下の場合、特性が+4になるが、さすがにそこから長期間生き残るのは難しい。何か工夫ができればより強いキャラ作りができるだろう。

2.アクアラ

耐久力 精神力 筋力 知力 器用度 敏捷度 感性
13 16 13 18 17 13 15
(1)私見
知力の伸びが良い反面、筋力の伸びが悪く、その差は特徴的であるから物理系クラスは明らかに向いておらず、まさに竜術士をやるために存在する種族といって過言ではない。
得意不得意がハッキリしていて非常に良い。

(2)種族スキル・・・浄化
状態異常をすべて解除して状態特性を戦闘開始時の初期値+2に戻すというスキル。
あまり注目されていないようだが、結構イケてるスキルだと思う。
状態特性は特にデュエルの最重要な要素になると思われる。
使ってみる価値は十分にあるんじゃなかろうか。

3.フェゼル

耐久力 精神力 筋力 知力 器用度 敏捷度 感性
14 13 15 16 15 18 14
(1)私見
正直言って筆者は長所を見出せない。
敏捷度が一応全種族の中で最も高いが、所詮レイファーと1しか違わない。物理系のクラスをやる前提で考えるとすると、レイファーに及ばない。知力の伸びは全種族中第2位だが、竜術系クラスをやる前提で考えるとするとアクアラには及ばない。
かろうじて良い点があるとすれば種族スキルくらいか(下記)。
コダワリのない人にフェゼルは決してオススメできない。

(2)種族スキル・・・風衣
5ターンの間、行動、命中、回避、会心特性を+2にする。
使い勝手は非常に良い。もともと回避力の高い傾向にあるクラス(つまり「服」を装備できるクラス)を選んでいるならば、更にフェゼルの特徴を浮き彫りにしてくれるスキルだ。
全種族の種族スキルの中でももっとも優秀な部類である。

4.コロン

耐久力 精神力 筋力 知力 器用度 敏捷度 感性
13 14 15 14 18 14 17
(1)私見
器用度と感性の伸びが良く、他の伸びは全て地味である。
逆に言えば、器用度と感性以外は全然良いところがないため、(フェゼルと似たような評価になるが)物理系クラスをやらせる前提で考えると獣人族に及ばないだろうし、竜術士系をやらせる前提で考えるならアクアラに及ばないだろう。
なお、この種族を選ぶのならば、極力後列に身を置くクラスを選択することをオススメします。

(2)種族スキル・・・共身
影響の強い精霊力に体を適応させることで、特性を高めるというスキル。
効果は現在の月の特性を+2となり(ルアーの月等はちょっと特殊)、9ターン持続する。
要するに、防御力を高めるってことになる。相手次第では全く役に立たない場合もあり、使い勝手はあまり良いとは言えない。

5.飛翼族

耐久力 精神力 筋力 知力 器用度 敏捷度 感性
11 17 14 15 14 16 18
(1)私見
全種族と比較してみると、筋力・知力のいずれも良くない。
そもそも「攻撃」というものに向いていない(苦笑
そして耐久は全種族中最も低い。
単純な能力値だけ見るならば、「防御」にも向いていないということになる。
この種族を選ぶのはほとんど趣味の世界だと思う。

(2)種族スキル・・・飛翔
このスキルは、飛翔することにより相手との距離を広げ、防御力を一次的に倍増するスキルだ。
前列にいるキャラが飛翔すると、防御面では後列と同じ扱いになり、後列にいるキャラが飛翔すると、後列よりも更に相手の射程から外れることになる。
ただし、「更に」射程から外れたとしても特段意味はなく、単に「射程外」として、ダメージ計算は一律に50%となります。
したがって、前列クラスならば重要なスキルになるかもしれないが、後列で自分がやるならば、相手次第では使うことに全く意味がない場合もあるので、戦う相手の装備やスキルをみて、このスキルを使うべきか否かの判断をする必要がある(長射程のスキルを持つクラスも多いので使い分けましょう)。
なお、距離を広げるといっても、自分から攻撃をする際にはこの補正を受けません。
つまり前列で飛翔した場合、防御面だけは後列扱いとして上昇するが、攻撃する際には前列のままの状態で攻撃ができるというわけ。
飛翼族は物理防御力が全種族で最も弱いことを考えると、大事なスキルだろう。

(3)独断と偏見に満ちた総評
飛翼族は、飛んでいれば確かに良いが、飛んでないときは全然ダメだろうと思う。
HPがそもそも伸びないし、種族スキル「飛翔」だって、飛ぶこと自体に1ターン必要とする上、MPも消費する
飛べること自体は、相手の予定を崩したりできるし、良い面は確かにあるのだが、その前提として負わなければならない負担が大きすぎて到底オススメできない種族である。

6.獣人族

耐久力 精神力 筋力 知力 器用度 敏捷度 感性
18 13 17 13 16 15 13
(1)私見
レイファーのところにも書いたが、ほとんどレイファーとの差はない。
よって、物理系クラスなら何でもござれ。前列だって後列だってOK。
剣士や拳闘士など、破壊力で戦いたいクラスはもちろんのこと、クラスの能力だけみれば剣士や拳闘士に劣るとも思われる盗賊や生産系でも種族の能力によってかなりの攻撃力を誇れるようになってしまうくらいだ。
他方、竜術士は(潜在値の割振り方にもよるが)一応不向きである。

(2)種族スキル・・・獣化
獣の力を解き放ち、身体能力を大きく向上させ、5ターンの間、攻撃、防御、行動、精霊特性を+2する。
レイファーの解放、フェゼルの風衣とならんで、全種族の種族スキルの中でも最も使い勝手の良いものの一つだろう。
inserted by FC2 system